曹洞宗
高雲山
観音寺の永代供養

永代供養塔とは?お墓との違いについて

永代供養塔とは?お墓との違いについて

永代供養は少子高齢化に伴う後継者不足などの理由から選択される方が増加しています。永代供養はお墓の種類が複数ありますが、今回はその中でも永代供養塔について解説していきます。

永代供養におけるお墓の種類

永代供養は、寺院や霊園が遺族に代わり、永代にわたって遺骨を管理・供養することです。少子高齢化によって後継者がいない、遠方でお墓参りに行くことが難しいなどの理由や、一般的なお墓に比べ価格が安いなどの理由から、永代供養を選ぶ方は増加傾向にあります。永代供養におけるお墓の種類は大きく2種類あります。

合葬墓

合葬墓は永代供養を代表するお墓の種類です。一般的に大きなお墓に多くの方のご遺骨を埋葬します。他の方と一緒に埋葬しますので、埋葬後は遺骨を取り出すことができなくなります。他の方と一緒の供養に抵抗を感じる方や後にお墓を移したいなどの需要が発生する可能性がある方の場合、適していない可能性があります。

個人墓

永代供養は先ほど触れた合葬墓のイメージが強いですが、個人で入れる種類もあります。合葬墓よりも費用は高くなりますが、個別に供養したい場合は有力な選択肢です。ただし、個人墓であっても33回忌や50回忌を区切りとして合葬されますので注意が必要です。

供養塔とは

供養塔とは、故人のために建てる石造りの塔のことです。供養塔はいくつか種類があり、代表的なものに五輪塔があります。五輪塔は地・水・火・風・空の5つを表しており、古代インドが発祥と言われています。宝篋印塔(ほうきょういんとう)も代表的な供養塔で、基壇・基礎・塔身・笠・相輪と積み上げて作られています。その他、多宝塔や石塔婆と呼ばれるものもあります。

お墓との違い

供養塔もお墓も故人のご遺骨を納骨し供養するために建てるという点では一緒です。違いとしては、お墓は先祖のご遺骨を納骨するために建てられますが、供養塔は多人数であることが一般的です。供養塔を建てる場合として考えられるのは、先祖のお墓が古くなりすぎて誰のお墓か分からなくなった場合や、戦争や天災によって引き取り手が見つからない際の遺骨を供養するために建てられることが多いです。そのため、墓地や霊園で供養塔を見かけることは稀になります。

永代供養塔について

永代供養で供養塔が建てられるケースはあります。モニュメントのような形で、大きな供養塔に多くの方のご遺骨を納骨することが一般的です。しかし、数として多くはなく珍しいと言えるでしょう。理由としては、費用の高さや、多くの方のご遺骨を納骨できるため定員に達するのが難しいなどがあります。

最後に

永代供養塔についてご紹介しました。供養塔にはいくつか種類があり、先祖のお墓が古くなりすぎて誰のお墓か分からなくなった場合や、戦争や天災によって引き取り手が見つからない際の遺骨を供養するために建てられることが多いです。永代供養においても供養塔が建てられるケースはありますが、数として多くはなくまだまだ珍しいです。

観音寺は青森県十和田市にある曹洞宗の寺院です。市内には十和田湖奥入瀬渓流といった美しい自然があり、静かで落ち着いた環境で供養できることが特徴です。観音寺では、合葬墓と個人墓を用意しており、それぞれ複数のお墓の種類があります。50回忌まで供養させて頂き、法要なども相談次第で柔軟に対応することが可能です。詳しくは以下のホームページをご覧ください。

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